997 GT3の魅力を素因数分解するとどうなるのか?
人々が本質的にポルシェというクルマに求めるものは一体何か? 深く考えると非常に奥の深い世界がそこには存在しておりました。 まずはこのスポーツクーペスタイルのボディーの事をおおまかに人々は911シリーズと呼びます。 原産国はドイツ、輸入車としては誰もがその名前を知っているスポーツカーメーカーでも御座います。 911はざっと歴史的にみても約50年の歴史を持つロングライフなクルマなので御座います。 自分が生まれる前からこの911シリーズは存在していた事になります。 自動車の歴史が誕生してからまだ100足らずの時間軸において、 このポルシェ社が911シリーズに製作において50年という時間の流れをどう考えるか、
ポルシェの911と漠然に考えても911を100%理解出来るものでは御座いません。 911シリーズだけでもジャンルが多く非常に解り辛くまた難解な世界観を持ち、 シリーズやグレードで何が存在するのかさえも理解するまでに多少の時間が必要なのです。 自分が一番最初に魅力を感じたのは独特なる後ろ姿とそのフェンダーシルエットでした。 ポルシェの美しきフェンダーシルエットはメルセデスの500Eで充分にポルシェラインを眺めて、 誰よりも詳しく知っていたつもりでおりました。
911シリーズを選択するのなら、 やはり997が良いなくらいの程度で御座いました。 出来たら後期モデルのシリーズで理想的には、 オーバーフェンダーワイドモデルが欲しいと動機はその程度でした。 ワイドボディーなら997ターボモデルやら997 GT3-RSやら、 4WDワイドボディーのカレラ4やら4Sやら、 スポクラシリーズやらGTSやらスピードスターモデルやら、 ワイドボディーなのは知っていても現に存在するクルマがほとんど無いのが現状なのです。 ありそうでなかなか見つからないこのワイドボディーとしての997シリーズの不思議さ、
ワイドが無いというならそれは仕方がない! 997 後期型のエンジンで6気筒3,8リッターくらいで決めようかと、 出来ればPCCBの大口径ブレーキシステムが前後左右で装着されている、 極上格安程度抜群の911中古車両なんかあれば理想とか、 出て来る訳ありませんよね〜そんな都合の良いコンディションのクルマが! あれこれ探しているうちに見つけたのがこのマニュアルミッション車のカレラSでした。 ACT-1の浅賀氏に依頼して短時間で掘り出し物911を探し出して貰いました。
この車両の発見から落札まで5時間足らずでその日の夕方に引き取り納車でした。 ノーマルのメタリックブルーは正直 上品過ぎて何かピント来ませんでした。 スパルタンなデザインでのGT3スタイルにすればこのボディーカラーは活きるのかも? 同じメタリックの碧でも雰囲気がもしかしたら大きく変わるのかも知れない! カスタムモディファイの扉はこうして運命的にも大きく動き始めました!
加古 俊文
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